ロンドン:ロンドン日本文化センターの活動報告(2009.12)

ロンドン日本文化センター

今年度事業も後半に入っていますが、日本語教育、文化芸術交流、そして日本研究・知的交流のそれぞれの分野において、さまざまなプロジェクトを実施してきました。

次世代を担なう子供たちや青年層を主な対象に海外における日本理解の裾野拡大と深化を中長期的に下支えする日本語教育事業分野では、海外の教育機関への教材寄贈や各種の教師研修会の実施や支援のほか、6月には中高等学校生徒を対象とした全英スピーチコンテスト「ニホンゴカップ」を実施しました。124名の応募者から19名のファイナリストを選抜し、ロンドンで決勝大会を行ないました。さらに11月にはロンドン外国語教育見本市において日本語ブースを出展し、トライアル日本語レッスンを提供しました。

topic_0912_london01.jpg外国語見本市Language Showでの日本語ブース

文芸分野においても、プロジェクト支援を含め、多様なジャンルや日本のアーチストの紹介につとめています。6月には伝統的刺し子および現代的な刺繍に関し、2名の英国人専門家によるレクチャーおよびデモンストレーション、また7月には海外ではあまりなじみはないものの、日本の学校音楽教育ではめずらしくない楽器の鍵盤ハーモニカに関し、野村誠氏ほか日英の作曲演奏家により、それぞれレクチャーデモンストレーションを行ないました。8月から9月にかけては江戸太神楽とけん玉の公演を全英5都市6会場に巡回しました。

topic_0912_london02.jpg子供たちでにぎわう日本語ブース

また、日本研究・知的交流分野では、在英研究者への訪日研究や会議支援のほか、11月には、当所を会場として文化と平和構築に関するラウンドテーブルを日英の研究者・実務家の参加により実施しました。

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